マニュアルの読まれ方が変わってきた(白藤)

お久しぶりです。ライターの白藤です。

前回の更新から、一ヶ月以上空いてしまいました。
こちらのブログの更新は、ゆっくりペースになるかもしれません。

さて、マニュアルの読まれ方が変わってきたという
話を聞いたことがありますか?

私は、テクニカルコミュニケーション協会が
主催しているTCシンポジウムで知りました。

紙媒体で提供するマニュアルは、
一般の書籍と同じように、一章から順に読まれることを
想定して目次立てをしています。

ですが、

インターネットが普及して、
電子媒体で情報を読むことが一般的になったいま、

紙マニュアルにも、電子媒体のような構成が求められているとか。

どういうことかといいますと、

インターネットで情報を得るときは、
ウィキペディアのように、
リンクをたどって、興味のある情報を探していきます。

この場合、そのページ(画面)に書かれている
情報をすべて読んでいると限らないのです。

興味があれば、そのリンクをクリックして、
別のページに飛ぶのです。

そして、体系だった情報を知りたいというよりも、
興味のある情報を断片的に知って、満足している人も
多いとか。

そのように紙マニュアルを利用する人も増えてきているので、マニュアルの構成も工夫が必要だということです。

つまり、
順番に読んでいることを想定するのではなく、

どこから読んでも、理解できて、

操作ができるようにする
工夫が必要だということなのです。

インターネットは、
本の読まれ方にも、じわじわと影響を与えているのですね。