テクニカルライターの素養


こんにちは。テクニカルライター&WEBライターの滝田です。


現在、Office 2010の評価版が配布されていますね。

http://www.microsoft.com/japan/office/2010/trial/default.mspx

私も自宅のPCにさっそくダウンロードしてみました!

、、、と言いたいところですが、

Windows XP Service Pack2にはインストールできず orz

Windows XPでは Service Pack3のみ対応だそうです。


私が使ってみたかったのは、Word 2010。


起動しているアプリケーションのウィンドウを

画像としてWord 原稿に取り込める、

スクリーンショット機能が追加されているそうなのです。



、、、とはいえ、どんなにツールが便利になったとしても、

マニュアルを実際に作れるかどうかは、

最終的にはそのツールを使う人間に左右されると思っています。


どのようなツールにも「仕様」というものがある限り、

それがそのツールが抱える「限界」であり、「制約」です。


マニュアル制作の現場でも

常に万全の状態で制作を進められるわけではなく、

この機能は納期間近まで動かない、

紙面のページ数は限られている、

けれどこの機能はどうしてもユーザーに読ませたい、

など、さまざまな「制約」があるものです。


そういった場面で、

いかにクライアントの要望に応えるために

頭に汗をかいて考えられるか。


テクニカルライターが身につけるべき素養のひとつは、

そこだと思います。


ツールの話で言うと、

それが「仕様」だから無理、できない、と言って切り捨てるのではなく、

ではこのように使えばうまくいくのではないか、

などと別の視点で考えてみること、でしょうか。



、、、と、ここまで書いてみたものの、

どのような仕事にも「制約」というものは存在しますよね。


どんなに技術が発達して、どんどん道具が便利になったとしても、

その道具を使う人間の「知恵」を加えなければ、

道具が持つ可能性を広げることはできない。


これは、人間に与えられた使命 (大げさ?) なのかもしれません。

6年間の感謝をこめて(白藤)

みなさま、お久しぶりです。白藤です。
はてなダイアリーに引越ししてから、初の投稿です。

初投稿ではありますが、

この記事をもって、株式会社メディアリュウム「テクニカルライターの部屋」ブログを閉じることになりました。


これまでお読みいただいたみなさま、本当にありがとうございました。


思い返せば6年前、、、

マニュアルの需要が落ちてきて、この先どうやって事業を続けようか非常に悩んでいたとき、

ホームページとブログで営業」という考え方に出会いました。

「飛び込み営業はできなくても、文章で営業するならできるかもしれない」と、楽天日記にブログを開設したのが2004年の2月でした。

当時は、ブログの数が少なかったこともあり、ブログを書いているだけでインターネットでの露出度は高まったように思います。

ホームページ+ブログで営業をすると決め、最初はどのように書いていいのかもわからず、おそるおそる日記を書いていました。

そうこうするうちに、新しい出会いがあり、新しい仕事が生れてきました。

  • 東京の一部上場企業様からマニュアルの発注があった
  • ブログ手帳という商品開発に携わった
  • 営業ツールとしてのブログ活用法のセミナーを担当した
  • ブログを始める前に比べて、数倍の新しいお客様との出会いがあった


マニュアルの仕事を受注したくて始めたブログでしたが、私たちのブログやホームページを利用法に興味をもっていただくことが多くなりました。


そして、忘れもしない2006年の11月。

「ホームページ事業を一緒に立ち上げませんか?」というオファーをいただいたのです。
これが「株式会社WEBサクセス」を設立するきっかけでした。


私にとって、「テクニカルライターの部屋」は倒産しかけた会社を復活させる起爆剤であり、たくさんの方々とご縁を作る大切なツールでした。

ですが、6年たった今、私の「テクニカルライターの部屋」に対する想いが変わっていることに気がつきました。

WEBサクセスでホームページ事業に関わっていることが圧倒的に多くなり、私がメディアリュウムの人間であることを知らないお客さまの方が多くなったという事情もあります。

蝦名もまた、WEBサクセスの「Webプロデューサー」「マーケター」として仕事をしており、テクニカルライターとして仕事をしておりません。

テクニカルライター」として働いている時間が減っていく中で、このブログを更新するという意欲が低下していったのも事実です。

mixitwitterというブログより新しい情報発信のツールがでてきて、書いてみたい・書かなければならないツールの数が増えたことも、ブログの更新頻度が落ちた理由のひとつでもあります。

このままブログを放置することはよくない。
どのように運営しようかといろいろ考えていたとき、あることに気が付きました。

ブログで仕事を作る」という開設当初の目標は達成したということです。


目標をひとつクリアできたのだから、また変わるときがきた


そう感じました。


楽天で記事を書いていたときは、「この記事を更新しなければ、また倒産の危機になるかもしれない」という切迫した気持ちがありました。

ですが今は、恐怖にかられて記事を書く必要もなくなったのです。
事業戦略を一緒に考えるビジネスパートナーができ、営業できるスタッフが増え、仕事を紹介していただけるインフルエンサーもできたからです。

このよい循環が「テクニカルライターの部屋」からできたと思うと、まだまだ続けてもよいのではないかとも迷いました。


でも、目標をひとつクリアしたならば、

次の目標を決めて前に進まなければならない。

今のコンセプトのままのブログでは、新しい目標には進めない。

そういう思いから、テクニカルライターの集団としてのメディアリュウム「テクニカルライターの部屋」はここで終わりにしようと決めました。

今後は、各スタッフのブログを続けるとともに、テクニカルライター限定ではなく、社としての公式ブログを書いていこうと思います。


後ろ向きな終了ではなく、

新しいことに挑戦するための終了。

私はそう考えてます。

メディアリュウム「テクニカルライターの部屋」ではなくなりますが、このブログは滝田が引き継ぎます。

新しい世界をお楽しみくださいね。

本当にありがとうございました。

カステラ屋の対応に学ぶ (滝田)

こんにちは。テクニカルライター&WEBライターの滝田です。

今日は父の日でしたね。

甘いものが好きな義父には、ネットショップを利用して

長崎のカステラを贈りました。


ネットショップでは、かならず次のタイミングで

店舗からの連絡があるものです。


(1)購入直後   注文内容の確認メール

(2)商品発送時  発送の連絡メール


ですが、このカステラ屋さんからは、

(1)と(2)の間に

「キャンセル・商品変更は、明日までにお願いします」
というメールがありました。


そのメールには、以下の文章が添えられていたのでした。



大切な父の日に、納得のいく商品を選んでいただきたいと思います。

そのため、キャンセルや商品の変更があれば、遠慮なくお知らせください。

その際、6月17日までにお知らせいただければと思います。

父の日当日に確実に商品をお届けするためにも、

ぜひご協力ください。


このメールを見て、なんとも温かい気持ちになった私。


突然のキャンセルは店の人も困る。

そのうえ、全国的なイベント時は注文も殺到するため、

早めに発送準備する必要がある。


これを、いかに「店舗の都合」と見せずに

お願いするか。


買い物をする側、贈り物をする側の気持ちを理解しようとする姿勢が、

気持ちよさの要因なのかなと思いました。


メールの文面ひとつにも、こうした姿勢をにじませることができると

勉強させてもらった気がします。


ありがとうカステラ屋さん!



ちなみに…

酒飲みの実父に贈ったのは、ホッピーセット。

キンミヤ焼酎&黒ホッピー3本、ホッピー3本、業務用ジョッキの

ホッピー好きにはたまらないギフトです。

※この業務用ジョッキ、いつか自宅に持って帰る魂胆です。

WEBライター&テクニカルライターの部屋、さらに変わります!

Sniff* Sniff*  TIME FOR A CHANGE!


こんにちは。WEBライター&テクニカルライターの滝田です。


本日、部署内での話し合いの結果、

今後はメンバー各自が

それぞれのブログを持つことになりました!


この「WEBライター&テクニカルライターの部屋」は、

引き続き、ワタクシ滝田が担当します。


白藤&蝦名は別のブログで引き続きご覧いただけますので、ご安心ください。

今後は、プロデューサー・マーケター・ライターそれぞれの立場で

情報を発信していきますよ!


※今後、このブログのテンプレートなども変更していきます。

目と目で伝える!?(滝田)


こんにちは。WEBライター&テクニカルライターの滝田です。


読売巨人軍の原監督が、活躍した選手を迎えるときによく見せる「グータッチ」。

試合中継やスポーツニュースでご覧になったことのある方も

多いのではないでしょうか。


あのグータッチには、名指揮官・原監督の秘密が

隠されていることを初めて知りました。



単なるハイタッチだと、相手の方を向いていなくても、

その場の雰囲気でできてしまう。

ノリだけで、パーン!とできてしまうのですね。


しかしグータッチだと、相手の目を見ることなしに

互いの拳と拳を付き合わせることはできない。


「よくやった!」「いいぞ!」という気持ちを目と目で伝えるために、

あえてグータッチを選択しているのだそうです。


巨人のセ・リーグ3連覇に加え、WBCでの優勝など、

名実共に「名将」の域にまで上り詰めているような気がする近年の原監督。


気持ちを伝えるための最適な方法を考え、選び、実践して

選手とのコミュニケーションの取り方まで気を使っているのが、

その秘密なのかもしれません。


巨人がペナントレースで独走されては困るのですが(笑)、

やっぱりすごいぞ、原監督。

非言語コミュニケーション (滝田)


こんにちは。テクニカルライター&WEBライターの滝田です。


先週の水曜日は、若手・中堅社員を育成する目的で

中小企業家同友会札幌支部が開催してくださっている

「次世代の星の会」に参加してきました。


今回は「コミュニケーション スキルアップのために」と題して、

ウォーキングスタイリストの佐藤桔更(さとうきさら)氏による

姿勢と歩き方のレッスンでした。


 ※佐藤先生はデューク更家氏のお弟子さんでもあるそうです。
 ▼デュークズウォーク北海道
 http://dukeswalkhokkaido.kitaguni.tv/


コミュニケーションには2種類がありまして、

一方は言語を介するもの、他方は言語を介さない(ノンバーバル)ものです。


一昔前なら、社会でのコミュニケーションといえば

「しっかり挨拶をしましょう」「報告・連絡・相談を徹底しましょう」など、

どれも言語を介する方法ばかりでした。


しかし現在では「立ち振る舞い」に関する講座が企業研修などにも導入されるほど、

言語を介さないコミュニケーションにも企業の関心が高まっているのだとか。



「言語を介さないコミュニケーション」とは具体的に何かと言いますと、


(1)表情

(2)しぐさ・歩き方・姿勢

(3)声・話し方

(4)容姿

(5)服装・身だしなみ


などが挙げられます。


容姿、服装、身だしなみなどは、ある程度自分で気をつけることができますが、

そのほかは自分では気が付かないことも多いですよね。


それを痛感したのが、その日の後半で実施した

グループディスカッションでした。


「他人から見ての印象を知ろう」というタイトルで

一人ずつメンバーの印象を言い合ったのですが、、、

私は「だまっている時の表情が怖い」のだそうです orz

「指示を出しそう」というのもあったな。

指示、出しそうですか(笑)??


なかなか分かりにくい、他人から見た自分の印象。

しかし、自分では気が付かない部分で

自分の印象が形づくられているのだとすれば、放っておくわけにもいきません。


まずは、鏡に向かって自分の話し方や表情などをチェックしてみることが

始めの一歩だそうですよ。

私も鏡に向かってニッコリ(!?)してみます!

ページレイアウトソフトと格闘(滝田)

こんにちは。WEBライター&テクニカルライターの滝田です。


現在、複数のマニュアル製作が同時進行しているため、

午前中はQuarkXpress、午後はPageMakerでページレイアウト、といった具合です。


どちらかといえば InDesignQuarkXpress を使う機会のほうが多いのですが、

PageMakerは久々です。約1年ぶり。


ソフトの種類は違えど、どれもDTPのためのページレイアウトソフトなので、

機能にそれほど大きな違いはありません!


、、、と、大きいことを言ってみるものの、

実際にはショートカットキーなどの使い勝手が微妙に違う。


これが厄介。


うっかり別のソフトでしか機能しないショートカットキーを押していて、

ぜんぜん反応しない、、、なんてこともあります。


その反面、久しぶりの操作なのに体がショートカットキーを覚えていると、

幸せな気持ちになることも。テクニカルライターのひそかな喜び(!?)です。

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テクニカルライター」というと、文章を書いているだけと

思う方もいらっしゃるかもしれませんね。


でも実は、文章を考えている時間よりも、

ソフトを使って紙面を作り込んでいる時間のほうが長いかもしれません。


レイアウトソフトだけでなく、合間に画像編集ソフトなども使って

マニュアルで使用するキャプチャ画像を加工しています。

MacintoshWindowsの2台もフル稼働させながら

くるくると頭を切り替え、キーボード上の手もフル回転。


いや、でも、まだまだ早く、丁寧に、ミリ単位にこだわります。



【参考】

●QuarkXpress8のサイト
http://8.quark.com/jp/
●PageMaker7のサイト
http://www.adobe.com/jp/products/pagemaker/